コンフォーマルコーティングとはAbout CONFORMAL COATING
コンフォーマルコーティングとは、プリント基板に樹脂溶液を塗布してプリント基板表面をコーティングすることをさします。
様々な電子機器に用いられるプリント基板や部品を「湿気、腐食性ガス等の環境影響」から保護することを目的におこなわれます。
使用目的PURPOSE OF USE
コンフォーマルコーティングは、車載・屋外電子機器などの厳しい条件に晒らせるプリント基板の信頼性を向上させ、故障のリスクを低減させることを目的に行う、IoT化進現在では欠かせないプロセスとなっております。
結露・浸水対策
結露水・浸水等によるプリント基板の誤動作防止(リーク防止)
腐食対策
湿気・硫黄ガスなどによるプリント基板の腐食防止
マイグレーション防止
イオンマイグレーションによる短絡を防止
※プリント基板上で金属イオンの移行が起こる。(水分やハロゲン等が原因)
イオンが電子と結合し再び金属化することで新たな電流路を形成され短絡が起こる。
コンフォーマルコーティング剤の
種類と特徴TYPES AND FEATURES
有機溶剤系(アクリル、ゴム、ポリウレタンなど)
- 安価で実績が多い。
- 引火点があるため火災のリスクが高い。
- 消防法危険物第4石油類の1石or2石に該当する場合が多く危険物保管管理が必要。
- 乾燥が遅く連続生産には不向き。
- 連続生産時には熱硬化炉を使用する場合が多い。(要強制乾燥)
フッ素溶剤系(フッ素など)
- 消防法の非危険物に当たるため、取扱いやすい。
- 乾燥が早く(常温で乾燥)、作業工程が短い。
- 有機溶剤系と比べて高価、厚膜化には不向き。
※当社 WOPシリーズ、PCHシリーズ、HFHシリーズ
無溶剤UV系(ウレタン、シリコーンなど)
- 揮発性有機化合物(VOC)規制に非該当。
- 硬化時間が短く量産性が高い。
- ポットライフ(使用期限)が短い。
- 硬化工程に熱またはUV光照射が必要。
※当社 MUSシリーズ
蒸着系 (パラキシレンなど)
- 薄膜で電子部品等のカバーリング性が高い。(水没対策向き)
- 処理に大型の設備が必要。
- 処理時間が長い。
- 一度に処理できる枚数が少ない。
- 通電部分等のマスキング等も必要で量産性は悪い。
主な塗布方法COATING DEVICE
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機械式塗布(ディスペンサー)
プログラミングされたロボットに様々なタイプのディスペンサー取り付け塗布する方法。
大量生産向き、塗布量のバラつきが少ない。 -
浸漬塗布(ディッピング)
液の中にプリント基板を浸漬させる方法。
両面塗布が容易。
コネクタ部分はマスキング等が必要。 -
スプレー塗布
エアガン、エアゾール缶を使用する方法。
塗布が容易。
塗着率が悪い。 -
刷毛塗り
細かく塗り分けが可能。
液の無駄が少ない。
塗布量のバラつきが多い。 -
真空蒸着
パラキシレン系の場合に専用の装置を使用しコーティングする方法。
コネクタ部分はマスキング等が必要。
製品一覧PRODUCT LINEUP
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フッ素系速乾型不燃タイプ
WOP,PCHシリーズ弊社オリジナルのフッ素ポリマーを安全・乾燥性に優れる不燃性のフッ素溶剤に溶解させた、常温速乾の電子基板・電子部品向け高機能フッ素コンフォーマルコーティング剤
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非フッ素系速乾型不燃タイプ
HFHシリーズフッ素樹脂を使用しない常温速乾型不燃性コンフォーマルコーティング剤
従来の有機溶剤系のコーティング剤にはない『常温速乾』『不燃性』を実現 -
非フッ素系無溶剤UV硬化タイプ
MUSシリーズフッ素樹脂・溶剤を使用しない無溶剤UV硬化型コンフォーマルコーティング剤
UVLEDにも対応した次世代製品
用途事例
- PCモバイル機器(パソコン・スマートフォン・タブレットなど)の電子基板の防湿・防滴保護
- 車載用電子基板(カーナビ基板・センサー基板など)の防湿・防滴保護
- 腐食ガス(硫化水素ガスなど)からのLED実装電子基板・電子基板の保護
- LiBの電解液からのバッテリー制御基板の保護
よくある質問Q&A
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IPC-CC-830・(旧MIL規格)を参照に様々な試験を行っております。
詳細についてはお問い合わせフォームからご連絡下さい。 -
基本的には、弊社コンフォーマルコーティング剤は希釈の必要はございません。希釈済みの製品を提案させて頂きます。
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弊社のコンフォーマルコーティング剤を塗布することで硫化ガスに対する耐性が向上します。
詳細についてはお問い合わせフォームからご連絡下さい。